クリニックを開業すると決意してから実際に開院にこぎつけるまでは、多くのステップが必要です。それらを1つでも疎かにすることはできません。また、適当に妥協してしまって、後から後悔ということだけは避けたいものです。後戻りも出来ませんので、しっかりと計画を立てて行っていくことが肝要です。まず、いつのタイミングで行うのかということを考えましょう。それから、事業資金がどれくらいあるのかという計画もきちんと立てていきます。また、実際にどこにクリニックを開業するのかという点も考えなければなりません。いずれにしても、自分がどこに重きを置くのかをきちんと考えることが大事です。一般的には、構想を練り始めてから実際に開院までこぎつけるのに1年半ほどの時間が必要です。

立地条件はとても大切な項目です

まず、クリニックを開業するにあたって、どこに開くかというのは最も大切な条件です。その地域に開こうと思っている診療科目の医者が少ないかどうか、は重要です。競合する医院がたくさんある場合、既にその周辺の患者さんはかかりつけ医を持っている可能性があるため、新しいところに来てくれるようにする為には、相当の努力が必要です。また、駅前などに開くのか、少し駅から離れたところに開くのか、によっても、変わってきます。当然ながら、駅前の場合は地価も高くなります。テナントビルに入るにしても、賃料が高くなります。郊外なら賃料は安い代わりに、車が無いと通院できないという制約が出て来てしまいます。予算なども含めてこの辺りをどう折り合いを付けるのかを考えていかなければなりません。

意外と落とし穴になる人件費について

これから開業をしようと考えた時に、実際どれくらい儲けが出るか分からないため、人件費を多く取るのは危険と思ってしまう人も多いかもしれません。しかし、これは逆効果になります。患者さんがその医院を気に入ってまた来よう、来たいと思うためには、医院で快適に過ごせたという満足感が必要となります。優秀かつ温かい対応ができるスタッフがいるかどうかで、患者さんの印象は変わってしまいますし、医師の立場としても仕事がしやすいかどうかにも関わってきます。そのため、優秀なスタッフを雇い、そのスタッフを正当に評価して高い給料を支払うということは、とても大切なポイントとなります。高い給料が支払われれば、より仕事を頑張ろうというモチベーションも上がることとなり、相乗効果で良い仕事をするようになります。